確実にお金を借りるコツ
それは、借りれるところに申し込むこと
現在の借り入れが1~2社以内かつ合計借入金額が50万円以内
この条件なら、銀行カードローンや大手消費者金融で借りることができます。
現在の借り入れが3社以上もしくは合計借入金額が100万円以上
この条件だと、何回銀行カードローンや大手消費者金融に申し込んでもどこからも借りれません。むしろ申し込みを繰り返すほど、申し込みブラックとなってますます借りにくくなります。
他社借り入れ3件以上の人が借りれるのは中小規模の消費者金融です。会社の規模は小さくてもちゃんと貸してくれます。
中小金融業者なら借りれる理由
システムではなく人が審査するので融通が利く
大手消費者金融はマニュアル審査のため、どれか一つでも条件にあてはまらない場合は審査がおりません。銀行も大手消費者金融のシステムを導入しているので、審査結果はほぼ同じです。客を選り好みしたとしても、知名度があるので貸す相手には困りません。
一方中小金融業者は知名度がないため、申し込んでくる人も大手ほどおらず、『この会社大丈夫?』と思われるのが日常茶飯事です。
そのため申し込んできてくれた人に対してはかなり柔軟に審査してくれます。条件的に融資が厳しいところがあっても、その他の項目でカバーできそうならオマケで貸してくれます。
大手より審査があまい
銀行カードローンや大手のキャッシングは知名度があるので、お金を借りようと思った人が最初に借りるところですよね。中小金融業者は知名度がないため、大手で借りれなくなった人が次に申し込むところです。
そもそも借り入れ3件以上の人をずっと融資対象にしてきたため、真剣に対応してくれますし、大手のように『貸せるか微妙だからとりあえずNG』ではなく、微妙なラインをきちんと判断して借りれるようにしてくれます。
中小金融業者から借りるまでの流れ
申し込み
電話で申し込むか、公式サイトの申込フォームに入力して申し込みができます(電話の場合、通話料がかかることがあります。フリーダイヤルがある会社とない会社があります)。
折り返しの連絡
申し込み内容に間違いがないかどうか、確認の電話があります。
間違いがあったとして、ほとんどの人はうっかりミスや勘違いによるものですが、たまに借り入れしたくて嘘の内容を書いてしまう人がいます。こういうのはすぐにバレますし、確認の手間が増えて心証が悪くなるのでやめましょう。けっきょくは正直に申し込む方が借りやすいです。
この時点で本人確認書類の提出を求められた人は、貸せる人と判断されたので手続きを同時進行して早く融資できるようにしていると考えてよいでしょう。
審査結果の連絡
審査内容は本人確認と仕事の確認なので、2の時点で本人確認書類を提出している人は半分終わっているようなものです。すぐに返事があるでしょう。
30分もすれば融資できるかどうか回答があります。
契約
いくら借りるか、どれくらいの期間借りるか、毎月何日に返済するか(日は自分で選べます)、1回あたりの返済金額はいくらかなどを決め、その内容に納得できれば契約書にサインします。
融資実行(振り込み融資)
三井住友銀行やみずほ銀行といったメガバンクだけでなく、福岡銀行や西日本シティ銀行や福岡中央銀行にも振り込みしてくれます。福銀とシティ銀行は即時振り込みに対応しているので、審査がおりればすぐ現金が手に入ります。
福岡中央銀行は即時振り込みには対応していませんが、15時までに振り込みがあれば当日中に処理されるので、その日のうちに現金を得られます。
どうして借りにくくなったの?
2010年に総量規制が適用されたことにより、消費者金融から借りれる金額が最大でも年収の3分の1までとなり、お金を借りるハードルが上がりました。
ただし銀行のカードローンは総量規制の対象にならないため、消費者金融からは借りれなくても銀行からは借りれるという逆転現象が起こりました。
なぜこんなことが起きたかというと、銀行が利子ほしさにどんどん貸すようになったからです。
普通ならそんなに貸して大丈夫なの?と思うかもしれません。ですがここには銀行と消費者金融のもちつもたれつの関係があります。
銀行のローンも消費者金融のローンも、どちらも負債者が払う利息が収入になります。借りる人数が多いほど、貸した金額が大きいほど儲けにつながります。
ところが消費者金融は、貸す金額を制限されるようになりました。
いっぽう銀行も、不景気もあり業績があまりよくありません。カードローンからの利息収入はかなり魅力的です。
ここでカードローンの利息収入が欲しい銀行と、融資の審査や返済回収のノウハウがある消費者金融が手を組むことになります。
貸出金額に制限がない銀行と、無担保ローンのノウハウを持った消費者金融がそれぞれ役割を果たし、銀行は審査や回収を消費者金融に外注してお互いの収入としたのです。
世の中うまく出来ていますね……
しかし銀行が貸しまくることで生活が破綻した債務者が増え、目を付けられることになりました。
現在では『法律を作って規制されるよりは、自主的に控えるようにしよう』ということで、銀行カードローンが総量規制の対象外なのには変わりないですが、安易に貸し過ぎたり総量規制を宣伝文句に使わないようにしています。